【大曲の花火2023】今年は5大会毎の選抜業者入替えの最終年!日本一の花火競技会の中継が楽しめるよう今年も大曲の花火オリジナルプログラムを作成しました。だから今年も生中継のススメ~~の巻

こんにちは! 「大曲の花火」が大好きで毎年通っている筆者です。2007年の第81回大会から通い続け、今年で15回目の参戦を予定しています^^

いよいよ8月26日が迫ってきました。もうじき秋田県のあの花火会場に、全国28の有名煙火店が集い内閣総理大臣賞の名誉を争う熱い熱い闘いが繰り広げられます。

今年は5年毎に行われる選抜業者の入替えの最終年に当たります。今年打上げる28の煙火店の中の数社が来年から新たな煙火店と入れ替わる訳です。近年の評価が芳しくなかった花火師さんにとって「負けられない勝負の日」が近づいてまいりました!

この熱い戦いは今年もNHK BSにて実況生中継されます。

パンフレットによれば今年はBSP、BS4K、BS8Kの3チャンネルで18::50~21:50放送予定の様です。

 

えっ!花火に日本一を決める競技会なんてあるの!どんな大会なの? 気になった方はぜひ一度生中継を見てみて下さい。日本の花火の芸術性が感じられると思います。 そして来年はその花火会場で、大曲の花火ファン達と夜空を見上げてみませんか!?


 

さて今年もテレビ観戦のお供となって、花火競技会なるものの魅力を伝えたい。そんな意図で数パターンの資料を作成しました。

生中継は3時間もの長きに渡ります。初めて中継を見られる場合、まず全体の構成が分かっていた方が安心して視聴しやすいと考えました。 1つめの資料は良ければプリントアウトしてご利用くださいぬ。

 

★全体プログラムはこちらをクリック! ※『内閣総理大臣賞』が制定された2000年以降の戦績表つき

余談ですが、これまで大曲の花火は「プログラムをホームページに載せない」スタンスをずっと取られてきたのですが、ついに今年ホームページに公開されていました!! これで筆者も後ろめたさを感じずにシェア出来るのでホッとしています。堂々と上げても良いですよね! いつも大会が目前に迫ってからひっそり上げて来ましたから。

この全体プログラムは、2000年度から制定された「全部門の総合点が最も高い1社に授与される【内閣総理大臣賞】」の受賞歴も確認できる資料になっています。内閣総理大臣賞はこれまで延べ10社が受賞しており、とりわけ強い1社の存在が目を引くと思います。

ただ、このようなプログラム(時間割り)は実際にはなくて、あくまで予想です。今年と同じく28社が参加した昨年の大会を参考としています。スペシャルスターマインなど特別プログラムを上げるタイミングは多少前後するかも知れません。

また、あくまで予想と書いたのには理由があって、不測の事態で28社が揃わないケースが考えられますし、「大会提供花火」という観客の皆が楽しみにしている超大型プログラムの開始が20時45分ごろと決められている為です。もしも、煙り待ちや事故で進行が遅れ気味になった場合は、「大会提供花火」が前にスライドする事もありえます。臨機応変に対応されるそうです。

<見所>

  • A 昼花火の競技が見られるのは全国で唯一、大曲だけです。
  • B しかも、スターマイン(速射連発花火)でも披露されます。ここまでは生中継前です
  • C おなじみの曲、津雲優さんが歌う「夢の空」が聞こえると、今年もここに来たーーと、胸が高鳴ります。ある意味、大曲ファンが一番楽しみにしている、泣けるプログラムです。
  • E F G H 「夜花火の部」の合間合間にワイドスターマインが披露されます。競技会は独特の緊張した空気がありますが、これらは単純にリラックスして楽しめるでしょう。
  • I 昨年、内閣総理大臣賞に輝いた「マルゴー」の特別プログラム。斜め打ちOKで玉数制限もないため、本線で11番にあげた創造花火より豪華な花火が楽しめると思います。
  • J 皆さんお待ちかねの目玉プログラム。超ワイドで豪華なスターマインです。
  • K 秋田県民歌を織り込んだフィナーレソング「いざないの街」に乗せ、尺玉がゆったりと打ち上がり、今年の夏も終わりだなーーと しんみり見入ってしまう花火です。
  • L 対岸の花火師がトーチを、観客がペンライトを振って感謝を伝えあうエール交換。なかなかキレイですよーー。「大会提供花火」まで見て帰ってしまう方も多いのですが、頑張ってここまで見て欲しいです。 帰路を考えると仕方ない部分もありますが。。
  • 5 直近7大会で4度も内閣総理大臣賞を手にしている王者「野村花火工業」の登場です。早めの出番ですね。
  • 11 前回大会の覇者「マルゴー」さんはここで登場です。前後も強豪ですし、目を離せない時間帯になりそうです。
  • 19 筆者が今年一番注目したいと思っているのが「三遠煙火」さんの創造花火なのですが、特別プログラム直後の出番になりそうですね。特別プログラムの余韻に負けない叙情的な世界が描かれるのか。見所です。
  • 28 最後はダークホースと目される「丸玉屋小勝煙火店」さんです。最後まで目が離せません。

 

■玉名入り2023年度版プログラム

どの花火が良かったか自分なりに審査するのにご活用下さい。予想してみて、翌日お昼過ぎに発表される審査結果と照らし合わせるのも楽しいと思います。ぜひぜひ審査を楽しんで見てください。

なお、今年も秋田県大仙市の地域コミュニティーFMラジオ局FMはなび」では、大会の様子が 昼花火から完全実況生中継され、翌日には表彰式の生中継も予定されている様です。詳細が分かり次第下記に追記いたします。

 

★2023年版プログラムはこちらをクリック! 

ここで1つ述べておきたいことがあり記しますね。それは・・大曲の花火では審査項目に『安全性』があって、安全な打上げであったか厳しくチェックされます。花火の星が空中で燃焼し切らずに燃焼した状態で地上に着いてしまった場合、減点対象となりその強弱や過多に応じて減点されてしまいます。 たしか地上落下による減点数のみをチェックしている裏方の審査員さんが2名居られるそうです。「一番お気に入りだったのに、なんで入賞してないの??」って思われた作品は減点の影響を受けたのかも知れないです。

 

 

 

■競技別戦績表

さて次は、競技別に過去の戦績をまとめた資料です。 今年は短めの文章でサラッと行きます。

★【昼花火の部】成績一覧はこちらをクリック!

★【芯入り割物の部 芯の数の変遷(三重芯・四重芯・五重芯)】はこちらをクリック!

三重芯以上の多重芯で競う競技ですが、表の下の方に芯の数の推移をまとめました。年々難度の高い多重芯に挑戦する煙火店が増えているのが分かりますね。

★【芯入り割物の部】成績一覧はこちらをクリック!

2013年~2015年に五重芯で「芯入り割物の部」を3連覇した小松煙火工業さんに野村さんの五重芯が並ぶのか。阻止するとすれば小松さんか、若しくは。。 最大のポイントです。

★【自由玉の部】成績一覧はこちらをクリック!

★【創造花火の部】成績一覧はこちらをクリック!

最注目は2007年の業者入れ替えから参戦して以来14回連続で入賞しているマルゴーさんです。今年の玉名は「淡い記憶 ~春の木漏れ日の中で~」。 最注目ですぬ。

 

 

■煙火店別成績表

では、夜の部の打上順に各社の成績表をシェアします。ここらの情報はTV観戦用というよりマニア向けかな。。

※2007年からの成績表です

 1 秋田県  響屋大曲煙火 ㈱

 2 秋田県  ㈱ 和火屋

 3 長野県  ㈲ 篠原煙火店

 4 新潟県  ㈲ 片貝煙火工業

 5 茨城県  野村花火工業 ㈱

 6 茨城県  ㈱ 山﨑煙火製造所

 7 東京都  ㈱ ホソヤエンタープライズ

 8 山梨県  ㈱ 齊木煙火本店

 9 長野県  ㈱ 紅屋青木煙火店

10 秋田県  ㈱ 北日本花火興業

11 山梨県  ㈱ マルゴー

12 長野県  ㈲ 伊那火工堀内煙火店

13 茨城県  筑北火工堀米煙火店

14 福島県  ㈲ 菅野煙火店

15 宮城県  ㈲ 若松煙火製造所

16 山梨県  ㈱ 山内煙火店

17 静岡県  田畑煙火㈱

18 静岡県  ㈱ イケブン

19 静岡県  三遠煙火 ㈱

20 群馬県  ㈲ 菊屋小幡花火店

21 愛知県  ㈱ 磯谷煙火店

22 新潟県  新潟煙火工業 ㈱

23 長野県  ㈲ 太陽堂田村煙火店

24 長野県  信州煙火工業 ㈱

25 秋田県  ㈱ 小松煙火工業

26 新潟県  阿部煙火工業 ㈱

27 福岡県  高田花火工業

28 東京都  ㈱ 丸玉屋小勝煙火店

 

 

■最後に

日本一の花火競技会「大曲の花火」をテレビでご覧になって、日本の花火の業に触れて、地元の花火大会を会場まで見に出かけられる方が1人でも居れたら嬉しい限りです。

最近の花火大会の傾向に観覧会場の有料化があります。観覧席と駐車場をセット販売する花火大会もチラホラ増えてきました。花火は無料で見られるものという認識を根強く持つ方がまだまだ多い様に感じますが、今が時代の過渡期かなと思っています。快適に花火が楽しめる有料席のメリットは大きいです。

筆者はゆくゆくは花火会場と屋台群が離れて行くんじゃないかなと予想しています。有料席の見やすい場所で迫力のある花火を楽しむ人と、浴衣を着たりお酒を飲んだり祭りの屋台の賑わいを楽しみながら遠花火を味わう人と分かれていく気がしています。駅に近い広場がお祭り会場とかになるんじゃないかな。

そうした方が警備費も抑えられるでしょうし、地元にお金が落ちやすくなるでしょうし。

 


次回こそは大曲の花火2023観覧記を書く予定です。

去年は低い雲と雨のため花火撮影を断念せざるを得ない状況でしたが、、今年こそは!

 

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