(1)大曲の花火の特徴 -ざっくり紹介します!

毎年8月の終わり。大曲の花火を楽しみにしている筆者です。

まず「大曲の花火」とはどんな花火大会か ざっくり触れてから細かいところに入っていきたいと思います。(ちなみに大曲の花火は通称で、全国花火競技大会が正式な名称です)

A席から見た花火

有料観覧席・A席より

実に特徴の多いユニークな花火大会です。

特徴1 ‥ 複数の花火会社による競技会

まあ簡単に言えば、”花火の芸術性の高さの競い合い”です。フィギュアスケートに近いのかな。男子フィギュアには絶対王者羽生君が居ますが、花火界には絶対王者「野村花火工業様」が居ます。どちらもスマートでクールです。

 

特徴2 ‥ 協議は4部門 ※昼花火の部、芯入り割物の部、自由玉の部、創造花火の部

的外れな例えだと重々承知していますが、用語を知らない方にニュアンスでお伝えすると…スイーツ対決、飴細工対決、創作握り寿司対決、コース料理対決みたいな感じです。ちなみに絶対王者の野村さんはスイーツが得意ではない様です。

 

特徴3 ‥ 総合優勝者には内閣総理大臣賞が贈呈されます

その名誉を目指して参加業者が切磋琢磨し、日本の花火は世界的にみて格段の進化を遂げています。そして、ここ数年の進化には目を見張るものがあります。(その説明はおいおい。)

 

特徴4 ‥ 参加業者は5年に1度の入れ替え制

実はこれがミソなんだと思います。全国から選ばれた28社による競技会なのですが、5年間を通して評価が低かった2,3社が外されてしまうのです。そのためレベルの高い力作が(そして高難度なチャレンジも)披露されます。エントリー性ではありません。

「大曲の花火」の選抜業者になることを目標に日々腕を磨き、負けず劣らずな質の高い花火を製造している花火師さんが、いまや全国にはたくさん居られます。腕を奮いたくてウズウズしている状態です。

大曲が日本一権威の高い花火大会を運営している事により【その波及効果で日本の花火業界全体がレベルアップしている状況】に今あります。そして特に昨今 年々進化しているのを筆者は感じます。

その背景にはYouTubeなど動画共有サイトの普及が影響していると考えられます。地方の花火大会の映像や評判がネットで広まるクチコミの時代ですから。 また、動画で他社の花火を繰り返し再生して研究できるという利点も大きいでしょう。

 

特徴5 ‥ 特筆すべきほど リピーターの多い花火大会

古い言葉で、『三方良し』なんて言葉がります。「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」の三つの『良し』。売り手と買い手が共に満足し、また社会貢献もできるのがよい商売であるという意味です。 これが、大曲の花火に当てはまります。

「花火のまち」として日本一の花火大会を開催せんとする運営側の矜持 × 日本一を目指してとびきりのプライスレスな花火で魅了せんとする作り手側の気合い × それを見るため全国各地から集まる熱心な大曲ファン

三位一体で作り出される熱量が日本一の花火大会なのです。内閣総理大臣賞が授与されるから日本一だ なんて単純な物差しでそう称されているのではありません。例えばこれは昨年のことですが、花火大会の前日に大雨による雄物川の増水で桟敷席が水没し・・・おっと、この話しは長ーくなるので端折ります。ともあれ大曲の底力に脱帽し、やっぱりファンになって良かったと感激した出来事でした。

 

大曲よりも派手で豪華な大会は幾つかあります。そして小さくても胸の熱くなる花火大会が全国には幾つもあります。勿論それらも好きですが 大曲だけは私にとって特別で、そんな想いのリピーターを数多くかかえているのが「大曲の花火」です。

 

特徴6 採点項目の1つに安全性があります

低空で花火が開いたり、花火の星が燃焼しきらず火が付いたまま地上にバサバサ落ちると減点されてしまいます。安全性を審査対象にしているのは大曲に限ったことではありませんが、特に厳しい印象です。危険な花火を良しとしない姿勢も大曲の特徴だとおもいます。

その他、こんな特徴もあります

  • 今年で92回目を数える長い伝統の競技会 ※なんと第1回は1910年
  • 現在、昼花火競技を行っているのは大曲だけ
  • 昼の部から数えると4時間にもおよぶ花火大会

 

ざっくり紹介するつもりでしたが、途中からどんどん長文になってしまいましたね。。だって、大曲の花火が好きだから。

 


ー次回予告ー

大曲駅から花火会場までの私の好きな道のりを紹介するの巻

(今回は文字だらけの投稿でしたので 次回は写真多めでお届けします。)

お楽しみに!

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