大曲の花火・2018年(第92回)大会をプレイバック! 成績まとめ

筆者は2007年に「大曲の花火」を初めて見てから毎年欠かさず通っています。全国から選ばれし花火師たちの年に一度の真剣勝負に 嵌っちゃった状態です。

モチロン、今年も見に行ってきましたよ!

 

もうあれから1カ月強も経ちましたが、、2018年大会の報告です。今年はやはり、例年以上に「創造花火」の見応えが増した大会となりました。

やはりと書いた理由には2つあります。1つめは、昨年、各部門のウェイトポイントが初めて公表され「創造花火」に最も比重が置かれているのが明白になったこと。参加27社が最高の名誉である「内閣総理大臣賞」を狙った出し惜しみのない力作が披露されました。

もう1つは、「創造花火」でもっとも感動を与えた最高芸術作品に贈られる『佐藤勲 賞』という注目の賞が新設されたことです。「大曲の花火」の中興の祖である佐藤勲氏の名を冠するこの賞が取りたいと、目標にかかげる花火師さんが多いそうです。

 

その結果、今年の創造花火は素晴らしく見応えたっぷりでした!

創造花火は「大曲の花火」の花形競技として以前から各社力作揃いでしたが、今年は起承転結のような場面転換でストーリー性を感じさせる凝った作品が本当に増えました。内閣総理大臣賞、佐藤勲賞をマジで取りに来てるな・・と感じる作品が多かったです。嬉しい傾向ですね。

 

■今年の創造花火の特徴

上述の場面転換に多用されたのは「ポカ物」で、木の葉がハラハラ降る様に見える【葉落】や パラシュートで星を吊って光を数秒間漂わせる【残月、残光】。そして、光の線が垂れる様に落ちてくる【枝垂れ柳、冠菊】。

また枝垂れ柳は、低めの位置に咲かせてその上空に強調して見せたい得意玉を上げて「絵になるシーン」を作るためのアクセサリーにも多様されたのが今年の特徴だったと思います。幻想的な光景がたくさん見られました。

しかし、その代わり、これらポカ物にはデメリットもあった様に感じます。

安全性を審査項目にあげ厳しくジャッジする「大曲の花火」ですが、今年は花火の星が燃焼しきらず地上に落ちたため減点となった創造花火が 何と27社中18社もあったそうです。 好意的に見れば、各社が大賞を狙って攻めた結果の現れと言えますが、安心して見てられなかったのが残念でした。枝垂れ柳が長く尾を引くと、キレイだなーと思うと同時に 落ちないでーとハラハラしてしまう自分がいました。

でも、来年は各社 様々に工夫して来ると思います。(期待!)

 

もう1つ特徴というか変化点がありました。時差式花火が減ったことです。昨年は時差式花火に偏り過ぎつつあってワクワク感が減ってきてたので、自然な流れだとは思いますが、寂しくもありますね。時差式花火をきっかけに花火好きになった私なので。

でも、インパクト重視のモリモリした創造花火よりも、日本らしい侘び寂びを感じる創造花火の方が好きなので、嬉しい傾向ではあります。

 

さて、何が言いたいのか自分でも分からなくなってきたので、前置きはこれぐらいにして、2018年の競技結果をシェアします。もし打ち間違いがありましたらスミマメン。

★ 大曲の花火 2018年度(第92回)大会の競技結果

 ↑ こちらをクリック

私が「大曲の花火」に嵌ったころ、こういうのあったらいいなをカタチにしたものです。こういうの、喜んでくれる人に届いたら嬉しいな!

■総括

またしても野村花火工業の3連覇ならず。今回阻止したのは若き才人、小幡知明社長率いる群馬県の「菊屋小幡花火店」でした。先代の社長が2000年に初代内閣総理大臣賞の座を射止めてから実に18年ぶりの栄冠という結果になりました。

時差式花火が大流行する中でもスタンスを変えず いぶし銀な花火を磨き上げ、「大曲の花火」に挑み続けた小幡さんが昭和の最後の王者になったのは、必然的でもありドラマチックな結果だったと思います。

(群馬県のたまむら花火大会は、花火シーズンの始まりを告げる花火大会で、小幡さんの花火が楽しめる”オススメの花火大会”です)

 

★動画のコーナー

動画は昨年のC席よりも打上げ場所に近い「A席(6ブロック)」から撮影したものです。そこからだとフレームに納まらないのは分かっていましたが、TV中継では感じられない迫力や臨場感が伝わればいいなと思い撮影しました。(この動画を見て 花火を近くで見に行きたいって思う人が増えたら嬉しいな)

ただし、、、ここで痛恨のミスの報告です。。。動画は打上げ順11番の野村花火工業までしかありません。

替えのバッテリーを準備して万全で挑んだつもりだったのですが、メモリーカードの空きが少なかったので 途中で撮れなくなってしまいました。。

「北日本花火興業」「丸玉屋小勝煙火店」の創造花火は紹介したかった。。もちろん内閣総理大臣賞に輝いた「菊屋小幡花火店」の作品も。

花火ブロガーとしては未熟ですね、情けない。。(泣)(恥)

 

でも気持ちを切り替えて、11件の動画の中から7つを選びました。スマホの方は、ぜひ全画面で見てみて下さい! どうぞ。


■長野県  ㈲ 太陽堂田村煙火店

  • 【撮影日】2018年8月25日、打上げ順1番
  • 【10号芯入割物】昇り雄花四重芯変化菊
  • 【10号自由玉】Moving Star
  • 【創造花火】Move ~光と遊ぼう~

昼花火は優秀賞だったものの 夜の部は受賞できなかった田村さんですが、この創造花火は紹介したくて選びました。この力作が受賞できなかったのは残念です。私は好きです!

 


■山梨県  ㈱ マルゴー

  • 【撮影日】2018年8月25日、打上げ順3番
  • 【10号芯入割物】昇り曲付三重芯変化菊
  • 【10号自由玉】雪どけの華
  • 【創造花火】雪どけの華  入賞!

創造花火の途中からしか撮れてません。ボタンの押し忘れです。。 創造花火で連続受賞記録を伸ばし続けるマルゴーさんの作品です!

 


秋田県  ㈱ 小松煙火工業

  • 【撮影日】2018年8月25日、打上げ順6番
  • 【10号芯入割物】昇天銀竜五重芯変化菊
  • 【10号自由玉】クリスタルオパール
  • 【創造花火】クリスタルオパール ~大地を照らす神秘の輝き~  優勝!!

撮れてて良かった!私が花火に嵌まるきっかけとなった小松さんの記念すべき創造花火優勝作品です! パステルカラーの親星が3度4度と変色する八方咲き花火「クリスタルオパール」が超キレイでした。

 


茨城県  ㈱ 山﨑煙火製造所

  • 【撮影日】2018年8月25日、打上げ順7番
  • 【10号芯入割物】昇曲付五重芯変化菊  入賞!
  • 【10号自由玉】流星群
  • 【創造花火】仮面と薔薇 ~赤と白の世界~  入賞!

五重心ではなかったものの さすがと唸らされた芯入割物でした。

 


長野県  ㈲ 伊那火工堀内煙火店

  • 【撮影日】2018年8月25日、打上げ順8番
  • 【10号芯入割物】昇り分砲付四重芯菊先緑紅銀乱
  • 【10号自由玉】土星に現れた流星群  入賞!
  • 【創造花火】あっ、お星様だ!見て、流れ星だよ!!~星に願いを~

この日一番会場がどよめいた創造花火だったと思います。でも残念ですね。減点で賞を逃したのではなく、失格と判定されたそうです。流れ星が保安距離より外に出てしまったためだそうです。

 


長野県  信州煙火工業 ㈱  日本煙火協会 会長 賞

  • 【撮影日】2018年8月25日、打上げ順10番
  • 【10号芯入割物】昇曲導付四重芯変化菊  入賞!
  • 【10号自由玉】タンポポの綿毛
  • 【創造花火】タンポポ  優秀賞

自由玉も玉名通りで見事だったと思います。これぞ大曲の創造花火と言える作品です。

 


茨城県  野村花火工業 ㈱

  • 【撮影日】2018年8月25日、打上げ順11番
  • 【10号芯入割物】昇曲付五重芯変化菊
  • 【10号自由玉】むすんでひらいて  優秀賞
  • 【創造花火】水面の煌めき ~夜明けを待つ森の中の湖~  入賞!

時差式花火は玉名が難解でコンセプトが分からなかったです。私には。 世界観はさすがだなと思いました

 


ー次回予告ー

「大曲の花火」特集はこれで終わりです。

でも、あと少し、大曲について紹介したい事があるので、次も大曲ネタです

お楽しみに^^

 


 

 

 

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