大曲の花火・2010年(第84回)大会をプレイバック! 成績まとめ

筆者が「大曲の花火」を初めて見たのは2007年の第81回大会でした。それからは毎年欠かさず通っています。

2010年は大曲の花火100年記念大会でした。1910年(明治43年)に大曲諏訪神社の祭典の余興花火として「第1回奥羽六県煙火共進会」と銘打ち開催された競技会は、戦争による長い中断を経て、1946年に「第21回全国花火競技大会」の名称で再開し、ついに100年目を迎えた記念大会として開催されたのです。

特別プログラムが用意され、過去最高の人出で賑わった注目の記念大会を制したのは、果たして。。

 

さて、前置きはこれぐらいにして、 2010年の競技結果をシェアします。

当時のプログラムをひっぱり出して作成したものです。もし打ち間違いがありましたらスミマセン。

大曲の花火 2010年度(第84回)大会の競技結果

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私が「大曲の花火」に嵌ったころ、こういうのあったら良いなをカタチにしたものです。花火の世界は、知れば知るほど楽しくなっていきますよ!!

 

■総括

競技結果をご覧ください。マスコミの注目も集めた100年記念大会を制したのは、(大曲では)悲願の内閣総理大臣賞を手にした「茨城県の山﨑煙火製造所」でした。

昨年『夢の観覧車』というアイデア光る自由玉で”野村花火工業の割物の部7連覇”を阻止した山﨑煙火製造所は、クリスマスツリー、雪だるま、靴下などクリスマスを連想させる立体型物(※1)を多用して、夜空にほのぼのとした平和な世界を描いた『世界中の子供たちへ ~メリークリスマス~』というメルヘンチックな創造花火で大会を制したのでした。

※1 立体型物とは、2次元的に光の点で表現する「型物」に対し、光の軌跡で立体的に図柄を表現する花火です。特徴というか売りは、どの角度から見ても形が確認できる事です。 平面的な「型物」は、多彩な図柄を表現できる反面、正面を向いて開かなかった場合、カタチを認識できない欠点があります。

 

2番手評価だったのは、こちらも茨城県の「野村花火工業」です。 気合いの宿った完璧な10号割物と”野村ブルー”をテーマカラーにおいた創造花火『メモリー ~雄物川の流れと共に~』は、花火の質の高さが際立っていて「今年も野村さんで決まりだな」といった空気を産み出した作品でした。

そんな作品を超える評価を得た「チーム山﨑」のチカラは素晴らしかったです。万全の仕上げで大舞台に乗り込んできた王者に競り勝った 価値ある総合優勝でした。

 

ともあれ、「山﨑煙火製造所」が野村花火工業と共に『割物の部』と『創造花火の部』で1位2位を分け合い、茨城旋風を巻き起こした2010年大会でした。

(茨城県の常総きぬ川花火大会は、野村さん、山﨑さんのスターマインを始め、極上の割物コンテストもあって、質の高い花火が楽しめる”間違いなくオススメな花火大会”です)

 

・私の感想

もしも過去の作品から一番好きな創造花火を問うアンケートがあれば、マイベストワンはこの作品です。ジョンレノンの原曲「Happy Xmas(戦争は終わった)」に乗せ、雪の降る夜やイルミネーションを表現した点滅系の花火を背景に、精度が高くアイデア豊かな立体型物を散りばめて、幸せな空間を演出したメッセージ性の高い作品でした。

戦争がある地域では武器として利用されている「火薬」を、平和で夢のある作品に仕上げるなんて素敵ですよね。 私が何度でもリバイバル上演して欲しいと思っている作品の1つです。

 


ー次回予告ー

次回、プレイバック2011!  「2011年大会」を振り返る の巻き

お楽しみに^^

 


■おまけの部

『大曲の花火ガイドブック 第13号』
大曲の花火の変遷
  • 黎明期 創生期 昭和戦前 昭和戦後 発展期 飛翔期
100年記念 内閣総理大臣賞受賞者の「花火哲学」
  • 長野県長野市 紅屋青木煙火店 青木昭夫
  • 愛知県岡崎市 磯谷煙火店 磯谷尚孝
  • 群馬県高崎市 菊屋小幡煙火店 小幡清英
  • 秋田県大仙市 北日本花火興業 今野義和
  • 茨城県水戸市 野村花火工業 野村陽一

 

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