大曲の花火・2015年(第89回)大会をプレイバック! 成績まとめ
筆者は2007年に「大曲の花火」を初めて見てから毎年欠かさず通っています。
やっと、この投稿も2015年まで来ました!プレイバックシリーズも残りあと少しです。いま仕事が忙しくて大変ですが、今年の「大曲の花火」までもう1か月を切ってしまったので、ピッチを上げて頑張ります!
さて、前置きはこれぐらいにして、 2015年の競技結果をシェアします。
当時のプログラムをひっぱり出して作成したものです。もし打ち間違いがありましたらスミマセン。
★ 大曲の花火 2015年度(第89回)大会の競技結果
↑ こちらをクリック
私が「大曲の花火」に嵌ったころ、こういうのあったらいいなをカタチにしたものです。こういうの、喜んでくれる人に届いたら嬉しいな!!
■総括
通常の花火の数十倍も作るのが大変だという「時差式発光花火」を、贅沢にこれでもかと打ち上げた「静岡県のイケブン」が初の内閣総理大臣賞に輝きました。イケブンもまた小松煙火工業と同様、いち早く時差式発行花火に目をつけ、技術を高めて来た会社です。また、水色・オレンジ・ピンクといった中間色と呼ばれるパステルカラーはイケブンが発祥とも言われています。
常に新たな花火作りにチャレンジし、ファンの多い「イケブン」さんが、やっと内閣総理大臣賞受賞社に仲間入りした2015年でした。
・私の感想
私が花火を見始めた2007年頃は、ごく稀にしか拝めなかった「時差式発行花火」が、こんなに連発で見られる様になったのか・・・と感慨深かったイケブンの創造花火でした。 大曲の花火をずっと見てきた方は同じ感想を持ったのではないでしょうか?
また、私の中でイケブンと言えば、一番印象的なのは2008年の創造花火「Rain “水色の雨”」です。水色と一口に言っても薄い水色や濃い水色だったり、紫や水色の点滅系や、マジック系と呼ばれるいったん消えてまた光る花火に応用されたり、水色のしだれ柳など、「凄い!こんなの見た事ない!さすが大曲」って一人興奮しながら見てました。(残念ながら受賞しなかった作品なので覚えている人は少ないかも。。)
日本の花火は、いま開発競争が盛んで、全体的にレベルアップし続けていますが、今でもああいうパステルカラーの創造花火を上げられるのはイケブンだけだと思います。イケブンの花火は熱海など色々な大会でも見られますので、ぜひぜひ見に行ってください。
ネット検索で「今週末はどこの花火を見に行こう?」とリサーチする時に、打上げ数のみに注目するのではなく、「どの花火会社が担当しているか」にぜひ注目して欲しいと筆者は思います。打上げ数と満足度は比例しませんから!!!
でも、筆者の実感としては、近年の国産花火のレベルアップによって、煙の多い中国産花火をダラダラ上げるだけの花火大会が減ってきた気がしています。良い傾向ですよね。
ー次回予告ー
次回、プレイバック2016! 「2016年大会」を振り返る の巻き
お楽しみに^^
■おまけの部
『大曲の花火ガイドブック 第18号』
花火師訪問 茨城県 野村花火工業(野村陽一社長)
- 最強伝説 強さの秘密
- 大曲&土浦「全国花火競技大会」14回内閣総理大臣賞を受賞
- 創業140年、初代から野村流儀(スタイル)を貫く
- オールラウンドプレイヤーを育成していく野村イズム
- 幻想イルミネーションは誰もやったことのない動きを表現!
- 社員の自主性 個性を伸ばしていく経営哲学
- 大曲の花火は後世に花火の良さを伝える場所 もちろん連覇を目指す!