「大曲の花火2019」事前投稿その① / BS中継で楽しむ予定の方へ。全体プログラムをどうぞ!

日本最高峰の全国花火競技大会の開催まで いよいよ1週間を切りました~。

その名も「大曲の花火」。なんと優勝者には内閣総理大臣賞が授与される大注目の花火大会で、 開催日は8月31日です。その評判を耳にして、現地で一度は見てみたいと思っている方も沢山おられると思います。

でも、色々な理由で見に行けず、クーラーの効いた部屋でビール片手にTV観戦で楽しむ予定の方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回の投稿では、そんな方のために纏めた【全体プログラム】をシェアしますね! 出来れば以下の投稿も読んで貰えたら嬉しいですが、せっかちな方の為に早めにリンクしますね。

 

 ↓ プログラムはこちら

『第93回 全国花火競技大会 大曲の火 全体プログラム(仮)

 

 


改めまして こんにちは! 最近は全国の花火大会だけでなくお祭りにも興味を覚えつつある筆者です。

今年はお盆休みを利用して「高知のよさこい祭り」と「徳島の阿波おどり」を連チャンで見てきました。

その感想を一言で表すと・・さすが本場の本物は凄かった!! もうメチャクチャ楽しくて、日本の暑くて熱い夏を目一杯満喫できた2日間となりました♪

 

以前から漠然と見に行きかったお祭りですが、今回わざわざ四国まで出掛けたキッカケはとある本との出会いでした。それはイラストレーター大上岡トメさん著『祭りさんぽ』。花火の本の隣に置かれていて パラパラ読んでみて自分好みだったので購入した本です。

「よさこい祭り」と「阿波おどり」は、【一生に一度は行きたい日本の祭り】として紹介されていた9つの祭りの中の2つでした。

【一生に一度は行きたい】。

この言葉って本来最高の褒め言葉だと思うのですが、最近やや乱発されている気がします。例えば絶景本でそう形容されていたから行ってみてガッカリした経験ありませんか? でも今回は信じて行ってみました。

その結果は・・大正解でした! 何といっても、そのジャンルの いわゆる”聖地”に渦巻くパワーは別格で、「やっぱライブは最高だー!!」つくづくそう思いました。

YouTubeなどの映像から垣間見えるそのお祭りの熱気と 現地で肌で感じる熱気って大違いですね。ワクワクする高揚感が段違いでした。

年に一度、そのお祭りにかける人々の気概。 それをリアルに感じられるのはやっぱりライブですね。

 

一生に一度は見て欲しい、けれどオススメし辛い花火大会

さて、、また今回も長い前フリになりましたが、筆者が【一生に一度は行きたい日本の花火大会】として紹介したい花火大会がもう数日後に迫ってきました。

それは、人口約3万人の大曲地区に全国津々浦々から70~80万人も集めてしまう花火大会で、毎年8月の終わりに花火の芸術性で”日本一の花火師の称号”が争われる競技会です。

年に一度、花火の”聖地”大曲が花火一色に燃え上がるお祭りです。

 

そこにあるのは、今宵の決戦をソワソワ楽しみに待つ昼間のお祭りの雰囲気と、夜の競技会のピリピリした会場の空気。

皆が固唾をのんでハラハラと一点を見つめる『10号 芯入割物の部』。

驚く準備をしながらワクワクと軌道を目で追う『10号 自由玉の部』。

どんな2分30秒の花火劇場を見せてくれるのか興味シンシンに見惚れる『創造花火の部』。

良い花火には自然と拍手が起こり、そうでない場合は溜め息につつまれたりシーンと静まる桟敷席のあの唯一無二の空気感。花火師の真剣勝負を真剣に見つめる多くの大曲の花火ファン

「大曲の花火」の醍醐味は会場にあり。遠花火でなく「ぜひ会場で体感して欲しい」。 それが筆者の想いです。

 

とは言え、アクセス難易度が高いので気軽にオススメできない花火大会です。会場で、最後のプログラム(光のエール交換)まで見て欲しいというのが筆者のスタンスなので、宿と足の確保が難しい「夏の大曲の花火」は一般的にオススメできないんですね。。

どれだけ花火が綺麗でも そのあと大変な思いをしてしまうと 帳消しになっちゃいますからね。。

(※なお、大曲の花火は8月の競技会以外にも、10月の秋の章、3月の冬の章、5月の春の章があります。これらは断然オススメです。日本一決定戦のヒリヒリ感は感じられないですが、素晴らしく質の高い花火が見られます!)

 

第93回 全国花火競技大会 「大曲の花火」の見どころ

という事で、TV中継で楽しみたいと思っている方のために【オリジナルの全体プログラム】を作成してみました。全体の流れを把握するために、こういうの役立つんじゃないかな。いかがでしょうか!?

ただし、このような時間割りは実際にはなくて、あくまで予想です。今年と同様27社が参加した2018年を参考としたものなので、大きな間違いはないでしょう。

予想と書いたのには理由があります。不測の事態で27社が揃わないケースが考えられることと、「大会提供花火」という観客の皆が楽しみにしている超大型プログラムの開始が20時45分ごろと決められている為です。もしも、煙り待ちや事故で進行が遅れ気味になった場合は、「大会提供花火」が前にスライドする事もありえます。臨機応変に対応されるそうです。

 

↓ プログラムはこちら

『第93回 全国花火競技大会 大曲の花火 全体プログラム(仮)

※『内閣総理大臣賞』が制定された2000年以降の戦績表つきです!

 

見所

  • A 昼花火の競技が見られるのは全国で唯一、大曲だけです。
  • B しかも、スターマイン(速射連発花火)でも披露されます。
  • C おなじみの曲、津雲優さんが歌う「夢の空」が聞こえると、今年もここに来たーーと、胸が高鳴ります。ある意味、大曲ファンが一番楽しみにしている、泣けるプログラムです。
  • E  F G H 「夜花火の部」の合間合間にスターマインが披露されます。競技会は独特の緊張した空気がありますが、これらは単純にリラックスして楽しめます。
  • I 昨年、内閣総理大臣賞に輝いた「菊屋小幡花火店」の特別プログラムです。斜め打ちもあり、玉数制限もないので、創造花火(11番)より豪華な花火が楽しめるでしょう。
  • J 皆さんお待ちかねの目玉プログラム。今年は初の試みとして9分30秒の花火ミュージカルが演じられます。 「平成元年生まれの主人公が就職や震災を経験しながら新たな時代を生きる」というストーリーで、平成のヒット曲や俳優のセリフを交えたドラマ仕立てで、脚本は劇団わらび座の栗城宏さんが手掛けるそうです。 楽しみですねー^^
  • K 秋田県民歌を織り込んだフィナーレソング「いざないの街」に乗せ、尺玉がゆったりと打ち上がり、今年の夏も終わりだなーーと しんみり見入ってしまう花火です。
  • M 対岸の花火師がトーチを、観客がペンライトを振って感謝を伝えあうエール交換。なかなかキレイですよーー。「大会提供花火」まで見て帰ってしまう方も多いのですが、頑張ってここまで見て欲しいです。 帰路を考えると仕方ない部分もありますが。。
  • 1~4 過去19大会で内閣総理大臣賞を受賞したのは9社ですが、今年はいきなり4社続けての登場となります。 令和の「大曲の花火」は素晴らしい幕開けになりそうです!
  • 11 昨年の覇者「菊屋小幡花火店」の登場です
  • 15 昨年、史上初の3連覇を逃した「野村花火工業」はここで登場です。個人的に、野村さんの鮮やかな緑色の花火が好きなのでとても楽しみです。
  • 21 10号玉1発目の”五重芯”の出来栄えが鍵になりますが、そろそろブレイクしそうな気配漂う地元秋田県の「小松煙火工業」です。
  • 24 昨今の勢いから優勝候補の一角と目される「伊那火工堀内煙火店」です

 


最後に、、2つだけ語らせて下さい。

①BS中継は19時スタートで、昼花火は見られません。それに、昨今また注目を集め流行している「和火」や、深い青色の花火などTV映えしない花火が幾つかあって、映像ではすごく地味ーに見えてしまうプログラムもあります。でもそんな時は、現地では、幻想的な光景が繰り広げられているんですよ!そんな風に思ってくださいね。

②「競技会の創造花火(スターマイン)は地味でつまらないよ。花火はやっぱワイドじゃなきゃ。超ワイドでしょ!」という声を目にする事があります。そういう方にこの声は届かないかもですが‥‥

大曲の花火ではスターマインの終わらせ方に1度注目して見て下さい。決められた号数,玉数制限のなか 花火と音楽でいかに世界観を構築し観客を引き込むか。そしてエンディングで拍手を誘うか。

切れ味するどい爽快な終わらせ方。
キラキラ幻想的な終わらせ方。
迫力のある終わらせ方。
余韻を残し、わびさびを感じる終わらせ方。

少なめの玉数で芸術性を競うのが競技会です。楽しみ方はそこにあります。

☆少ない玉数で楽しませる花火大会を提唱する「大曲の花火」が 私は大好きです。

 


ー次回予告ー

「大曲の花火2019」の事前投稿その②として 玉名を紹介しますね。ややマニア向けな内容になると思いますが、良かったらどうぞ。

お楽しみにー

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